AndesとIARシステムズ、車載IC設計会社のTime to Marketを短縮

IARシステムズとAndesの統合型機能安全ソリューションが最先端の車載用SoC開発をサポート

 

2022年3月30日 - 組込みシステム開発用のソフトウェアツールとサービスのサプライヤとして世界をリードするIARシステムズ株式会社(本社:スウェーデン、ウプサラ市、日本法人:東京都千代田区、代表取締役社長 原部和久)と、高効率、低消費電力の32/64ビットRISC-Vプロセッサコアの先進サプライヤでありRISC-V Internationalの創設プレミアメンバーであるAndes Technology社(本社:台湾、新竹市)(TWSE: 6533; SIN: US03420C2089; ISIN: US03420C1099) の両社は、ヨーロッパならびにアジアにおける主要IC設計会社がAndesCore™ RISC-V向け車載用CPU IPとIARシステムズのRISC-V向け機能安全認証済み開発ツールを導入したことを発表しました。Andes社とIARシステムズの共同ソリューションは、ISO 26262に基づく堅牢設計を採用しているため、顧客は厳格な認証プロセスを短縮でき、より迅速な市場投入が可能となります。

 

AndesCore™車載用CPUは、AndesにおけるRISC-Vのベストセラーコアの1つであるN25Fの機能安全強化バージョンです。車載向け製品の機能安全性を確保するために、コアを綿密に設計することでシステマティック故障を防止し、製品安全メカニズムによる制御を通じてランダムハードウェア故障を回避します。

 

完全統合型の開発ツールチェーンであるIAR Embedded Workbench® for RISC-Vは、強力なIAR C/C++ Compiler™と包括的なデバッガを備えています。両社の専門技術を組み合わせることで、双方のお客様の車載アプリケーションにクラス最高のパフォーマンスと安全性を提供します。

 

Andes Technology社で社長兼CTOを務めるCharlie Su氏は次のように述べています。「車載用SoC製品を開発する世界各国のお客様を、IARシステムズと共にサポートできることを大変嬉しく思います。AndesCore™車載用コアにより、お客様は自社の製品認証プロセスにおいて、ISO 26262認証を取得済みのCPU IPやセイフティパッケージを活用いただくことが可能です。完全な開発プロセスを有するAndes社は、ハードウェア(ISO 26262-5) とソフトウェア (ISO 26262-6) の両面でプロセス認証を取得した初のRISC-V IPベンダとなりました。これにより、お客様がASIL Dの要求に対応できるようサポートしてまいります」

 

IARシステムズでCTOを務めるAnders Holmberg は、次のように述べています。「IARシステムズとAndes社のパートナーシップ締結を通じて、両社のお客様が製品の機能安全を確保することに大いに貢献できることを喜ばしく思います。RISC-V技術はこれからも日進月歩で発展を続け、技術革新に向けて新たな境地を切り開いていくでしょう。弊社は引き続き、プロフェッショナルな開発ツールによってエコシステムとお客様の両方をサポートすることで業界の変革を推し進めてまいります」

 

最初のAndesCore™車載用RISC-V CPUは、2022年上半期にSGS-TÜV Saar GmbHによる認証を取得する見込みです。

 

 IAR Embedded Workbench for RISC-V機能安全版は、ISO 26262を含む10の規格に基づいてTÜV SÜDによる認証を取得済みです。IARシステムズは強力な技術と共に、販売済みのバージョンに対しても顧客サポート契約期間中については、保証付きサポート、有効なサービスパック、規格逸脱などの問題に関する定期レポートを提供しています。

 

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IAR Systems, IAR Embedded Workbench, Embedded Trust, C-Trust, C-SPY, C-RUN, C-STAT, IAR Visual State, IAR KickStart Kit, I-jet, I-jet Trace, I-scope, IAR Academy, IAR, IAR Systems ロゴはIAR Systems ABの登録商標です。その他の製品名に関する商標は、それぞれの所有者にその権利が帰属します。

 

 

Andes Technologyについて

創業17年のAndes (TWSE:6533、SIN:US03420C2089、ISIN:US03420C1099) は、RISC-V International創設以来のプレミアメンバーです。高性能かつ低消費電力の32/64ビット組込みプロセッサIPソリューションの先端サプライヤであり、メインストリームでのRISC-V採用を推し進めています。 Andesの第5世代AndeStar™ アーキテクチャは、RISC-Vをベースとして採用しています。V5 RISC-V CPUファミリには、DSP、FPU、Vector、 Linux、スーパースケーラ、マルチコア機能を備えた小型32ビットコアから先進の64ビットコアに至る、多様な製品がラインアップされています。 Andes-Embedded™ SoCの年間出荷数は2021年に30億を超え、2021年末には累積出荷数100億を突破しました。Andesの詳細はhttps://www.andestech.comでご覧いただけます。 LinkedIn、Twitter、Facebook、YouTubeもご利用ください。

 

IARシステムズについて

IAR システムズは、組込み開発者および世界中の企業が今日必要な製品を開発し明日のイノベーションを創出するための、実証されたソフトウェアツールとサービスを提供します。1983年の創業以来、IARシステムズのソリューションは100万例を超える組込みアプリケーション開発において、その品質、信頼性および効率性が実証されてきました。スウェーデンのウプサラに本社を置き、営業とサポートオフィスを世界中に展開しています。IAR Systems Group ABはNASDAQ OMXストックホルムMid Cap.に上場しています。詳細情報につきましてはwww.iar.com/jpをご覧ください。

 

 

 

本リリース内容についてのお問合せ

IARシステムズ株式会社
マーケティング部
吉川 奈々子
Tel: 03-5298-4800
E-mail:marketing.jp@iar.com

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